5月27日から千葉市美術館にて開催されるグループ展、
「インクルーシブ・サイト-陶表現の現在」に参加いたします。
本展は、千葉市美術館にて開催中の「生誕100年 清水久兵衛/六兵衛 」展の関連企画展示となります。
土を素材として扱い制作している4名の作家による展示です。
会場のさや堂ホールは、旧銀行の建物を美術館内にそのまま内蔵している空間です。
歴史と時間を孕んだ空間で展示させていただけることはとても貴重な体験ですし、とても嬉しいです。
作品の意味合いにも大きく影響しています。
お時間がございましたらぜひ足をお運びください。
よろしくお願いいたします。
*展示期間中には、イベントも予定されています。
私は6月25日のアーティスト・トークに参加する予定です。
詳細は、千葉市美術館HPにてご確認ください。
インクルーシブ・サイト-陶表現の現在
会期|2022年5月27日(金)-7月3日(日)
休館日|6月6日(月)
開館時間|10:00-18:00 (金・土は20:00まで)
観覧料|無料
会場|千葉市美術館 1Fさや堂ホール
展示作家|藤原彩人、北林加奈子、桑名紗衣子、土屋裕介
主催|千葉市美術館
企画協力|藤原彩人
※同美術館にて同時開催中の企画展「生誕100年 清水久兵衛/六兵衛 」の入場は有料となっております。
上記にもありますが、関連する内容の展示となっておりますので、よろしければ併せてご覧ください。
公式HPより
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彫刻と空間の関係を重視した清水九兵衞(1922−2006)が、作品のタイトルに繰り返し使用した「アフィニティ」。「親和」を意味するこの言葉は、現代においてどのような意義を持ちうるのでしょうか。陶を主な表現手段とし、千葉県をはじめ関東圏で活躍する現代アーティスト4名による「インクルーシブ・サイト―陶表現の現在」展は、清水が彫刻家として問い続けた問題を引き継ぎ、その可能性を検証することを目的に企画されました。
千葉市美術館の1階に位置するさや堂ホールは、1927(昭和2)年に川崎銀行千葉支店として建てられ、現在は市の有形文化財に指定されています。建築家の大谷幸夫(1924−2013)は、美術館の建設にあたり、この歴史的建造物を美術館の中核に内蔵する「鞘堂方式」を採用しました。このことから美術館の歩みだけでなく、さや堂ホールは千葉市という都市が重ねた歴史を建物の内部に留めています。
本展では、そのような入れ子状の場であるさや堂ホールを会場に、彫刻家の藤原彩人を企画協力者に迎え、清水の造形思考と空間への新たな解釈を試みます。彫刻と陶芸の境界領域で、比類のない造形を生み出す藤原、陶の素材と技法を通じ、記憶上の場所や記憶の在り方を具象化する桑名紗衣子、断片としての人物像を配置し、空間をつなぎ合わせる土屋裕介、陶に糸や木といった異素材を組み合わせ、かたちの普遍性を探る北林加奈子。4名のアーティストによる作品は、土から造形される彫刻が、外部の環境と決して切り離すことができない事実を私たちに気づかせ、多様な陶表現の現在のありようを指し示すことでしょう。
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